同窓会について

会長挨拶

星薬科大学同窓会 会長 小船新一

星薬科大学同窓会 会長 大重基

 2022年11月20日の代議員会において、2023年度・2024年度同窓会会長に選出されました昭和48年度卒の大重基です。会員の皆様方のお力をお借りしながら、2年間精一杯尽くしてまいりますのでよろしくお願い申し上げます。

 会長選挙立候補に際して、掲げましたミッションは、「持続可能な星薬同窓会にする」です。と言いますのも、どの大学も共通した悩みですが、若手会員、特に、平成以降卒業生の同窓会活動参加率が低下しており、持続可能な同窓会ではなくなりつつあります。

 同窓会の基本は、会員同士の親睦です。前執行部からのホームカミングデイや同期会支援などの親睦事業を引き継いで、代議員のいない年度の代議員を選任し、さらに次のステップとして、同窓会活動への参加率向上を目指して参ります。

 2019年12月に中国・武漢市で端を発した新型コロナ(COVID-19)が変異を繰り返した感染拡大も、オミクロン株を最後に収束に向かいつつあります。2023年5月8日から、2類感染症から季節性インフルエンザと同じ5類感染症へ移行しました。本年2023年度の本学入学式も人数制限がありながら、薬学科・創薬科学科291名、修士・博士課程22名が、対面で実施されるなど、社会経済活動が動き出しました。

 しかし、5類感染症に移行しましたが、WHOからは「これで新型コロナは心配ないということではない」と警告を発しています。また、インフルエンザのタミフルやゾフルーザのような有効薬がない今、しばらくは多人数での対面や飲食を伴う活動は難しいと思われますが、知恵を出し合い開催に漕ぎ着けていきたいと考えております。

 その他、2023年度・2024年度は、基本的に前執行部の活動方針を継承して参りますが、以下の考えに基づき推進して参ります。

1.リモート会議、またはハイブリッド会議の活用(Zoomと契約)
①代議員会や各委員会等でリモート会議およびハイブリッド会議を活用し、移動の負担を軽減し、会員の参加率向上を目指します。
②現状、代議員や役員は関東地方在住の方が中心ですが、リモート会議活用により全世代および全国各地から広く人材の参加を検討して参ります。

2.大学との強固なパイプの形成
①引き続き、薬剤師生涯学習講座への協力・支援をしていきます。
②大学主催の日本薬学会144年会開催時の交流会企画の協力・支援をしていきます。
③学生を対象にした卒業生による講演会を、大学と同窓会で分担(大学は卒業3-5年、同窓会は40歳前後のOB/OG)して開催していきます。

 座右の銘の一つに進化論者チャールズ・ダーウィンの言葉があります。「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるわけでもない。唯一、生き残るのは環境に対応して変化できる者である

 同窓会を持続可能な組織にしていくためには、コロナ感染の動向や会員の価値観の多様性などの変化する環境に対応していくことが重要であると考えています。星一先生のモットー「親切第一」および「協力一致」を胸に一歩一歩前へ進めていきたいと考えていますので、会員の皆様には、引き続き、同窓会事業へのご理解とご協力、ご支援をお願い申し上げます。

(2023年5月12日記)