2019.11.10 総会・研修会報告 星薬科大学同窓会 群馬県支部 第16回定期総会及び第21回講演会報告

星薬科大学同窓会 神奈川県支部 第16回定期総会及び第21回講演会報告

第十六回同窓会群馬支部の総会ならび研修会を染谷正夫群馬支部長のもと開催しました。

令和元年十一月十日十四時より、群馬県前橋市のJR新前橋駅近くのカルチャーセンター・ラシーネにて、同窓会本部から、同窓会長・小船新一様、会計・片桐純恵様、会計・井手利恵様、そして組織委員会委員長・佐竹正子様、副委員長・小池順一様、組織委員・飯笹朋彦様の参加をいただいての開催となりました。

総会では、今回役員改選の年でもあり、長年の功労をいただいた染谷正夫支部長が相談役に、新支部長に近藤均氏の選任が承認されました。

また、研修会では、星薬科大学薬動学研究室客員講師・クラフト株式会社顧問糖尿病領域担当、佐竹正子先生(星薬同窓会本部組織委員長)による『糖尿病療養指導における薬局薬剤師の関わり 』~合併症予防ができる薬剤師を目指して~の演題の講義をいただきました。

昨今特定保健指導が行われ、総患者数が若干減少気味である糖尿病についての対応策を講じられました。生活習慣病でもあり生涯にわたる治療の見直しと合併症対策に重点を置き、薬局薬剤師の活躍の場面を考えると共に、指導できる薬剤師の育成と、自らもスキルアップを目指すことの重要性を唱えられました。平成二十八年四月から国が、医療改革の流れの中で、医療費適正化として人工透析移行者の減少、いわゆる糖尿病性腎症重症化予防の施策を掲げました。あわせて健康サポート薬局の役割と受診勧奨としての未受診者をなくし早期治療を開始させること、服薬指導のみならず食事と運動指導を兼ねる療養支援を行なうことの重要性を示されました。薬局薬剤師の国としての期待と、糖尿病のみならず患者自身のセルフメディケーション推進へ の大きな舵とりをまかされる薬剤師の役割、患者に信頼される薬剤師の地位向上につながる業務であることを再認識できました。

(文責:同窓会群馬支部事務局 木村 純章(きむら よしあき))